モトラッドミツオカ鈴鹿は三重県下唯一のBMW MOTORRAD正規ディーラーです
寒さが続くこれからの時期「ヒートアップベスト」はBMWモーターサイクルのシステムに影響を及ぼすことなく安全に身体を電気の力で温めることができる冬のマストアイテムのひとつです。
しかしながら特にお出かけの朝にこんなことはありませんでしょうか?
「ヒートアップベストをONにして走り始めたのにいつの間にかOFFになっていた」
おそらくはHellaプラグの差しこみ口や、途中のコネクタが外れてていないか確認されることと思います。ですが、
実はこれ「車両のバッテリー電圧の低下」によるものかも知れません。
BMWモーターサイクルはアクセサリーソケットで消費される電気を監視しているもはもちろん、車体のバッテリーの状態も監視しています。特にヒートアップベストは消費電力が大きいので(最大35W)、バッテリーの電圧が低下していると車体側でその電気をストップすることがあります。
例えば忙しくて数週間ぶりにバイクでお出かけの冷え込んだ冬の日の朝、当然バッテリーはその間にある程度放電していますのでセルが回ってエンジンがかかったとしても電気の力そのものは弱まっています。その状態でさらにヒートアップベストを使おうとすると車体側がこれは電気を使い過ぎて危険だと判断して電源回路をシャットダウンするのです。そのためしばらく走り続けると勝手にヒートアップベストが切れる(OFFになる)ことはなくなります(バッテリーの充電が進むため)。
BMWモーターサイクルは最新の電子デバイスが多数備わっておりますので、例えセルが回ってエンジンがかかったとしてもバッテリー電圧が低下しその力が弱まっていると本来の性能を発揮できません。また前述のように保護のための安全機構が働くこともあります。
バッテリーに厳しいこれからの時期、定期的な走行が難しければ充電器でこまめにバッテリーを充電して適切な維持管理をするとこのようなトラブルを未然に防げます。
※ただしそれ以外の原因も考えられますので、車体やアクセサリーに不具合や違和感がありましたらまずはBMW正規ディーラーへご相談ください